大 乗 の 旅

 

  私たち、女子大生サークル「私設庁第二人事室」は就職に関する事を取り上げてきました。
つまり、就職に役立つ資格や就職情報(面接・履歴の書き方・会社の選定方法)などを掲載して参りましたが、
皆で話し合っているうちに”なぜ、
  働らかなけれがならないか?”と言う事になり働く意義を仏教及び宗教を通して、調べてみました。



      ---担当:経済学部経営学科2年 由美---

案 内 人
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私の名は弥勒(慈悲深い人),お釈迦さまの十大弟子 の最後の弟子でした。現在、兜率天〔須弥山(しゆみせん)の上空に位置し三界では欲界に属する。この天は欲界六天の下から4番目にあたりその住人は 欲望の呪縛をかなり脱しており七宝の宮殿があり内院は将来仏となるべき菩薩の住処とされ、外院は眷属の住む場とされている。〕で一切衆生を救う為に修業している。 シヤカ入滅した後、56億7千年後の未来に姿を現し仏法を説くと言われている。

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---はじめに---

私たちは、これまでに就職活動に関しての情報提供として、まず最初にホームページ「私設庁第二人事室」を立ち上げ 就職に役立つ国家試験・資格を紹介し、次にホームページ「早川大就職支援サークル」を立ち上げ 面接の仕方・履歴書の書き方・服装・就職情報・会社の選び方・労働トラブルなどを掲載してまいりましたが、最後に ”どうすれば仕事に生きがいが持てるか?”と言う心の問題を仏教を紐解きながら、考えて行きたいと思います。

なお、
このホームページは私たちが調べた範囲内での事とし、またどんな宗教団体にも属していませんし、皆さんに 宗教を押し付ける積もりも有りません。あくまでも、就職支援活動の一環として物で、皆さんが納得頂けるか?どうかの問題だけですので、 安心して下さい。ましてや、お金取ることは仏教においても、ヤフーにおいても、違反です。

仏教の詳細はお坊さんに尋ねてくださいね。!


■宗教の歴史

宗教とは:
一般に、神・超越的存在・聖なるものなどについての信念や信仰、 信念や信仰と結びついた個人の態度(超越的なものとの関係)・活動(礼拝など) ・制度(寺社、教会など)信者の形成する社会などを言う。
そして、それぞれの宗教は教団を作り、その中に置いて教義・戒律・儀式を決め 信仰の対象物(自然・神など)を仰ぐ、またそれぞれの宗教は独自の価値観及び宇宙観を持ている。

世界の宗教の信者数は;
キリスト教の20億人 (33%) 、イスラム教(イスラーム)13億人 (22%) 、ヒンドゥー教9億人 (15%) 、仏教3億6000万人 (6%) 、儒教・道教2億3000万人 (4%) 、無宗教8億5000万人 (14%)、 その他(5%程度)である

---宗教暦の始まり---


★〜紀元7世紀;古代インド

タントラ教(タントラきょう)は、
世界最古の信仰とされ、性愛(性交)を通し、宇宙の最高真理を知る事を目的とし、タントラ、ヤントラともいわれる。

古代からのインド哲学では、人間が持つ欲望・物質的な肉体そのものを否定せず、その中にこそ神がいるという思想がある。そして世の中は男性原理と女性原理の2種があり、この2つが交わることで神の力を得ることができると考えている。

他教においてもタントラ信仰は有り、最終的には最高の真理とは何かを知る事が目的とされる。後に、サンスクリット(ヴェーダ語)を話していたアーリア人のバラモン教などに取り込まれ、ヒンドゥー教の元となった。

      

★紀元前5000年〜紀元前539年;古代イスラエル

一番目の世界宗教は
イスラエルの神ヤハウェ(ヤーヴェ)を仰ぎ、神の言葉をまとめたものであるとされる聖典(旧約聖書) 経典にした古代イスラエルの宗教と思われる。
旧約聖書の内容は
1)律法と呼ばれる祭儀と行動規範の書(律法=モーセ五書)
2)神の世界創造に始まり、イスラエルの興廃を中心とする歴史
3)将来の救済を予告する預言書

現在の研究では、
旧約聖書の各文書が完成されるまでは、断続的ではあるが、 長い期間に渡り、多くの人々や学派のようなグループによって各自の新しい信仰を盛り込むために手 が加えられ、何度も大きな増補改訂が行われてきた。このため、1つの文書の中で、様々な信仰が 含まれ、相反する内容の部分も生じている。よって「信仰の書」または「自分は神ヤハウェをどの様に信仰・理解しているか、 生きる意味は何々か…」という極めて主観的な「告白の書」と考えられている。
ちなみに、天地創造は”ギリシャ神話・日本神話・北欧神話・エジプト神話”にも有るよ(^o^;)

モーゼの十戒
1)ヤハウェが唯一の神であること
2)偶像を作ってはならないこと(偶像崇拝の禁止)
3)神の名をいたずらに取り上げてはならないこと
4)安息日を守ること
5)父母を敬うこと
6)殺人をしてはいけないこと
7)姦淫をしてはいけないこと
8)盗んではいけないこと
9)偽証してはいけないこと
10)隣人の家をむさぼってはいけないこと

この古代イスラエルの宗教形態が、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の原型に 成っている。これらの三教は聖書の預言者アブラハムの宗教的伝統を受け継ぐと称する アブラハムの宗教と言われ、これらの宗教を指して砂漠の一神教と呼ぶ場合もある。


★紀元前2500年頃の古代メソポタミア;

死生観について、古代メソポタミアの文学『ギルガメシュ叙事詩』に登場したのが最初とされている。
 当時の社会情勢はシュメルの都市国家の王であったウルカギナ(ウルイニムギナ)が、その社会改革において、  「権力ある者は寡婦や孤児を圧迫しては成らない」と定めて以来、「寡婦と孤児」に代表される社会的弱者の保護が  メソポタミアの支配者の義務として、連綿として継承されていました。

  有名なハムラビ法典(前1750年頃)におきましても、この王は法典のあとがきで、自らを寡婦と孤児を守る者と誇っています。  また、東洋思想を想わせるこの言葉は、楔形文字で粘土板に記された古代メソポタミアの文学『ギルガメシュ叙事詩』の中に  古代メソポタミアの人々が抱いている人生観が描かれている。

 人類最古の叙事詩といわれる『ギルガメシュ叙事詩』の中に次の様な「死生観」ありました。  そこには、死をものともしない勇猛果敢な英雄的人生観が、それをも突き抜 けて人を襲う死への怖れが、死をこえる永生への希求が、永生をあきらめた現世享楽的人生観 が、そして暴力的死の回避の勧めが、素朴に、それゆえ印象深く、語り出されております。

いつかは必ずやってくる死を前にして”人はいかに生きるのか?”を考えていたようです。 この頃はまだ、天国と地獄と言うような具体的な死後の世界はなく、すべては神の意思によるものと考えられていたようです。

★紀元前7世紀〜紀元前6世紀頃の古代イラン(ペルシア);

 二番目はゾロアスター教で、紀元前15世紀から紀元前6世紀頃だとされているが、現在では紀元前7世紀から紀元前6世紀頃
 が妥当で有るとされている。古代イラン(ペルシア)に始まる宗教である。

 善と悪の二元論を特徴とするが、 善の勝利と優位が確定されている宗教であり、その意味では、世界最古の一神教である
 とも考えられる。開祖はザラスシュトラである。

 アヴェスターの宗教であるとも云え、イランの古代の宗教伝統の上に立って、ザラスシュトラが合理化したものと考えられる。
 光の象徴としての純粋な「火」を尊んだため、「拝火教」とも呼ばれている。

 また、ゾロアスター教の光と闇が争い、この争いが地上の歴史であり、神は真理を教えるため、人間に救済者・預言者を定期的
 に送り出し、人間に救いを齎すという教えは、後のユダヤ教の宗教思想に継承される。
 また、終末論や預言者・救済者思想はユダヤ教を通じてキリスト教、イスラム教、初期仏教やマニ教にも影響を及ぼした。
 日本においても、新義真言宗の作法やお水取りの時に行われる達陀の行法は、ゾロアスター教の影響を受けているという説もある。

   概要
 宇宙の法たる神(光明神)アフラ・マズダーを主神とし、アフラ・マズダーに従う善神スプンタ・マンユに代表される善の勢力と
 アフラ・マズダーに背く悪神(暗黒神)アンラ・マンユに代表される悪の勢力の二つの原理により、世界は成立しているとする。
 このため、火や光を崇拝する。人間はみずからの自由意志で、善の側か悪の側かに立つことができる。両者の争いの果てに、
 最終的には善が勝利して、悪を滅ぼし、悪神の勢力は滅ぼされるという宇宙史的運命を主張した最初の宗教である。

★紀元前539年頃の古代イスラエル:


三番目はユダヤ教であるが、
厳密に言うと”北イスラエル王国が滅ぼされ、更に南ユダ王国が新バビロニアに滅ぼされ、 バビロンに捕囚された後のイスラエルの宗教を言う。

また、神の言葉をまとめたものであるとされる聖典を重んじ、選民思想やメシア(救世主)信仰などを特色とする宗教。

ただしメシア思想は、今日ではハバド・ルバヴィッチ派などを除いて中心的なものとなっていない。唯一神教であり、キリスト教やイスラム教の起源にもなった。

時代背景;
バビロン捕囚中の約50年間に、王国もなく、神殿もない状況に置かれたため、今までのイスラエル民族の歩みを根本的から捕らえ直し

、大胆な宗教変更・改革を行い、「圧倒的な政治・経済を誇る異教の地」の下にも拘わらず、それに飲み込まれずに、神ヤハウェの 再理解、神との再度の関係修復を実現し、イスラエル民族のアイデンティティを確立した。

これが「神ヤハウェが、この世界を創造した神であり、唯一神である」と理解し直されたユダヤ教である。 これの代表的な宗教家は無名であり、旧約聖書学では第2イザヤと呼ばれている預言者である。

また、創世記の天地創造の物語も、この時代に、祭司記者といわれるグループによって著述された。 その後(紀元前539年)、この捕囚されていた南ユダ王国の人々がユダヤに帰還したが、政治運動であるユダヤ王朝の復興は 禁止されたままであったので断念しました。

そして、捕囚期の宗教改革を受けたヤハウェ宗教の下で「エルサレム神殿の儀礼」と「神ヤハウェの教えであるトーラー・律法の遵守」を2本の柱とするユダヤ教団を発展させた。

キリスト教との違い;
ユダヤ教からの視点では、ユダヤ教はキリスト教やイスラム教と違い、信仰、教義よりも、その前提として、まず行為・行動の実践と学究をすすめる、 しかしキリスト教は行動・行為よりも自己の心の内の信仰を重視するものが多く、イエスをメシアとする、原罪、贖罪、再臨の信仰など三要素ほか、 さまざまな点において、すでに大きなユダヤ教との違いが指摘される。

一般的・形式的にいわれる「キリスト教」との区別は、聖書に記された救世主がイエス・キリストであると考える人々を「キリスト教」と言い、 救世主は未だ存在せずその出現を待ち望んでいる人々が「ユダヤ教」と思われている。また、改宗するのに一日2時間とすると7ヶ月掛かる

ユダヤ教では、宗教に関係なく、あらゆる「地上の全ての民が」(創世記)聖なるものに近づくことができる、救いを得ることができる、と考える。 他の宗教のように信仰に頼らず、行動・生活や民と関係があり、また唯一の神は遍在(maqom)するとも考える傾向があるため、ユダヤ教の内部 はキリスト教的、またイスラム教的な意味での排他性は存在しない        

       

参考サイト

『ギルガメシュ叙事詩』:宗教人間学の視座―『ギルガメシュ叙事詩』における死生観
  宗教:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より