大 乗 の 旅 ----W

 

  ”なぜ、働らかなけれがならないか?”と言う事を宗教観を通して、考えようとし、宗教の歴史(人類最古の信仰〜現在   )を調べました。そして、私たちなりの意見をまとめました。これで、私たち早川大就職支援サークル「私設庁第二人事室」の活動はしばらく、お休みします。   またの機会を楽しみに!!---------ありがとう、さようなら(^0^)

      ---担当:経済学部経営学科2年 由美---

案 内 人

私の名は弥勒
・四苦八苦
生、老、病、死,愛別離苦,怨憎会苦,求不得苦,五陰盛苦

・集
煩悩---苦をかき集めるもの(貪欲や瞋恚(しんに)、愚痴などの心のけがれを言う、その根本である渇愛(かつあい)をいう)

・祈願成就
1.正見 2.正思惟 3.正語 4.正業 5.正命 6.正精進 7.正念 8.正定

掲示板

ご意見・ご感想

参考サイト
霊友会の青経巻の研究

Oh My Buddha(おう まい ぶっだ)

観音菩薩の研究

やさしい法華経物語


■ま と め

宗教の歴史を駆け足で、見てきました。
”なぜ、人が働くか?”と言う疑問に宗教が関係するかと言う事ですが、私たちはこう考えています。
会社を調べているうちに、そこに勤めている人や会社を設立した人の思想が見え隠れした事から、会社は単に、物を作り売っているだけではない。 会社は思想を持った人の集まりだと思いついたからです。

そこで、宗教の歴史を調べたら、何か見えてくるのではないか、と考えたからです。
そして、こう考えてください。神を商品、教団を会社、経典を就業規則、指導者を社長、信徒を社員と置き換えて 宗教を見直すと色々な事が分かってくると思います。

最初の宗教は
天災による死の恐怖から逃れる為のものでした。そこで、人は、神や精霊と言った人以外の意識界を創り、崇めた。 また、人はそれらの意思によって生まれてくると信じていた。----タントラ教

二番目の宗教
神を一人にし、天地創造と言う神話・行動規範・律法と呼ばれる祭儀、などが出来き、それらを守らせた。 まだ、天国・地獄と言う無意識界はない--旧イスラム教

三番目は
善と悪の二元論が登場し、人は善・悪を二つ持つものとした。そして、神は真理を教えるため、人間に救済者 ・預言者を定期的に送り出し、人間に救うと言う意思に変わってきた。悪魔の登場---ゾロアスター教

四番目は
聖典を重んじ、選民思想やメシア(救世主)信仰などを特色とする宗教が誕生した。と同時に、異民族との戦いが 始まった。
古代イスラム教----聖典(旧約聖書)・選民思想・メシア(いなかった)・神はヤハウェ
ユダヤ教----------聖典(旧約聖書)・人種はとはないが言動の規則を重視・メシヤはいない・神はヤハウェ
キリスト教-------聖書・信仰心を重視し他の宗教に対し排他的であった・メシヤはキリスト
イスラム教-------聖典(コーラン)・上と同じだが聖職者はいない・メシヤはムハンマド・神はアッラーフ


五番目は
血縁関係を重んじた思想が生まれ階級制度である四姓制を持つようになり、人種差別や身分差別が始まった。 また、輪廻転生と言う考え方が広がった。後、仏教の六道(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道)と言う思想 につながる。
バラモン教---日本の士農工商と同じカースト制を取り、人はこの世とあの世を行き来すると考えた。
ヒンズー教---上と同じだが、仏教が取り入れられ輪廻や解脱といった概念が生まれた。

六番目は
人間の悩み・苦しみは、神や仏に依るものでなく、因果に依るものと説いたが、時代が進むに従い、前に戻り 輪廻転生が取り入れられた。
仏教----心のシステム・苦のメカニズムを解説し神などの存在を否定した。
密教----盛んに成りつつあるヒンズー教の対策として仏教のヒンズー化が起こった結果生まれたが、仏教、衰退の原因 にもなった。

七番目は
人間の道徳・あり方を説いた思想が生まれた。---儒教

八番目は
陰陽五行説を用い呪術と人間の道徳を説いたものが生まれた。----道教

以上より、人が働く事は、ある目的のために知恵や体を使い仕事をする事であるが、その思想が誤っていると働いた事が 無意味な事に成ってしまう。
よって、色々調べたり、色んな人に聞いたりして、自分がやろうとしている事がどう言う事を考える事が大切です。 会社を選ぶ時は単に金額の問題ではなく、その会社の考え方や人の有り方などを参考にした方が良いかも知れません。 また、仏教では生きる事は食べる事、食べる事は働く事、働く事は悩む事、悩む事は苦しむ、苦しむ事は病む事 病む事は死ぬ事、死ぬ事は成仏
一切皆苦、すなわち"生きている間は苦しみから逃れる事が出来ない"と言う事ですから、有意義な事をして見てはどうですか? と言う事です。