説法品/無量義経
--------説 法 品 偏-------





日ごろから、愚痴ばかり言ってる女子でも
この経を読むことで本当の幸せを見つける事が出来ます。その為に、 私達は自分たちなりに無量義経を訳して掲載する事にしました。 これを読んで皆さんの幸せづくりのお手伝いが出来れば、幸いです。 皆さん、是非読んで見て下さい。

担当:商学部2年 木村 絢


参 照


見ずらいサイトで、
ごめんネ!(´ДÅ)ょゎょゎ

下記のホームページに全訳が掲載しています。




フリー百科事典
『ウィキペディア』
法華経


参考サイト

仙学研究舎

中国史

中国史地図





語句の説明
・グーグル辞書で調べる事が 出来るようしてある。
・特殊な語句は分かる範囲で、 説明する。
( ゜д゜)ノ ョロ!!


・四相(しそう)
物事が現れて消え去るまでを四段階に分けた様子(生・住・異・滅)。人では生老病死
1)生相→生まれた状態
2)住相→存続している状態
3)異相→変化して行く状態
4)滅相→姿を消して行く状態

・倶舎四善根(くしゃしぜんこん)
小乗では見道(預流)の前段階を言い、大乗では内凡・賢者と言う。戸惑いながらも、四諦の理を分かろうとする位
1)暖法⇔十住
四諦十六行相を観察する状態
2)頂法⇔十行
四諦十六行相を見極めて修行する状態
3)忍法
四諦十六行相を認めて自分の中にしまう状態
4)世第一法⇔十廻向
この世の法はすべて苦に成る事を知り、その事が一番大切な法である事を悟る状態

・四向四果(しこうしか)
部派仏教や大衆部仏教における声聞たち(八輩) の修道階位を言う。ここに来ると、四諦の理の迷い(見或)、現象や生への執着を断じている
1.預流向(須陀オン向)
2.預流果
3.一来向(斯陀含向)
4.一来果
5.不還向(阿那含向)
6.不還果
7.阿羅漢向(阿羅漢向)
8.阿羅漢果


---編 集 録---

今年は暮れに選挙があり、あっと言う間に未年が明けてしまいました。年明けると、期末試験が待っています。 そんな訳で正月もゆっくり出来ませんでした。

こんにちは、皆さん
お元気でしょうか?私達は恐らく元気だと、思います。(笑)皆、帰郷してしまって誰とも合ってないのでわかりません。

私は、紅白を見ながら、コタツみかんと言ったところでしようか? では、中国史をお楽しみ下さい。ここから、五胡十六国時代が終えて南北朝時代の始まりです。

絢;
「なぜ、南北朝時代 に仏教弾圧が行われたのですか?」
鈴音;
「431年、北魏太武帝は、文帝と和解すると、北魏は 北涼を滅ぼして、39年に華北を統一した。その後、宋と北魏が中国を二分して王朝を開き、南北朝時代を迎える。

この頃、宋では少帝の 廃位による内紛を解決し、六朝文化の全盛期を迎え、文学や仏教が栄えた。 一方、北朝では楊 難当 が亡命して後仇池を建国し、 北魏を攻めたが、42年に敗北して滅亡してしまう。

これ以降、北魏が完全に華北を統一すると、今までの部族制を廃止して貴族制を敷いた。その為、漢人宰相の崔浩が 五爵を中心にした儒家的な政治を行い、僧侶や師巫を追い払った。

46年には、寇 謙之と手を結んで漢族の土着宗教の道教 を広めて仏教弾圧(三武一宗の法難) を行った。50年、太武帝や鮮卑系貴族から鮮卑族への侮辱と見なされて崔浩らが殺された。

一方、宋の文帝は北魏が柔然を攻めるのを見て北伐を開始したが、 51年、北魏に大敗して国が衰退し始めた。52年、皇太子の病死を機に断罪を恐れた宗愛が太武帝を殺害された。

その後、宗愛は拓跋 余が擁立して政権を握ったが、 宗愛の横暴ぶりを見かねた拓跋余が、 宗愛を辞職させようとして殺された。その事で、陸麗が 拓跋濬を擁立して宗愛を討って、拓跋濬 を文成帝に即位させた。

53年、宋では劉劭が呪詛を行ったとして廃立すると、劉劭が父の文帝を殺害して帝位に就くが、三ヶ月後には弟の劉駿によって討たれた。 その後、劉駿が即位して孝武帝 に成ると、兄一族を処分して中央集権を目指し、重租税を課した。

64年、孝武帝が崩御すると、長男の子業が前廃帝に即位した。その後、前廃帝は宗室や高官を次々と殺害して行った為、 叔父の劉ケらに殺害された。 その後、劉ケが明帝に即位すると、劉子の乱が起こり、 66年にこれを鎮圧した。

65年、北朝北魏では仏教弾圧を廃止して曇曜に 雲崗石窟の造営を命じた文成帝が崩御し、拓跋弘が献文帝 に即位すると、馮太后垂簾聴政を敷き、71年には献文帝に譲位を迫り、 拓跋宏を孝文帝に即位させた。

72年、南朝宋では明帝が崩御して劉cが後廃帝 に即位した。また、山東半島から淮北までの領地を北魏に奪われる。73年、劉休範 の乱が起こると、蕭道成が討伐して政権を握った。 76年、再び劉景素の乱が起きても、直ぐに制圧された。

一方、北朝では献文帝と馮太后の対立が深まり、馮太后は献文帝を毒殺した。また、同姓不婚・俸禄制・均田制・三長制・租調制など 様々な政治改革を行ない北魏は全盛期を迎えた。

77年、南朝宋の後廃帝は蕭道成の勢力を恐れて暗殺を計るが、蕭道成に気付かれ殺害された。 その後、弟の劉準を 順帝に即位させると、沈攸之袁粲らが蕭道成討伐軍を結成するが、敗北して殺される。

479年、蕭道成は順帝 から禅譲されると、 を建国して初代皇帝になった。82年、蕭道成が崩御して長男が 武帝に即位すると、検地を実施して苛税を課した。 その後、国内は乱れて93年に武帝が崩御してしまった。

94年、武帝の二人の子(昭業昭文)を相次いで殺害る異常状態に成った。 その後、蕭鸞が明帝 に即位したが、蕭道成や武帝の子孫20余人を次々と殺戮して恐怖政治を敷き、皇族を弱体化させた。

98年、明帝が病死して宝巻が即位すると、宝巻は独裁体制を築く為に6人の重臣を殺害した。 500年、裴叔業の討伐を 崔慧景や蕭懿に命じた。その後、崔慧景が蕭宝玄 を奉じて都を攻めると、蕭懿に打たれる。

その後、蕭懿も謀反の疑いを掛けられ殺される。12月、宣徳太后 の命に依り、蕭宝融を即位させて蕭衍に挙兵させた。 501年、宝巻を討って和帝と、共に 入朝して称制を行い、02年には禅譲より蕭衍が即位し、 が建国された。

523年、北朝北魏では六鎮の乱 が起こり、国が二分した。」

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◆説法品/無量義経

ここからは説法品/無量義経です。
この場面は、大荘厳菩薩がお釈迦様に悟りについて訪ねている所が描かれている。それは、どの様な修行すれば良いのか? その修行の名を何と呼ぶのか?その修行するための意義とは何か?などである。

●翻 訳 1

そして、大荘厳菩薩摩訶薩と仲間の八万の菩薩摩訶薩は、この詩(偈:げ)をもって仏を褒め称え終えた。 その時に、大荘厳菩薩は、仲間の菩薩たちと一緒になって、仏にはっきりと尋ねた。

「世尊よ。今ここに居る我ら八万の菩薩たちは、如来の教え(法)を聞いている内、不審な点を世尊に問い質したいと 思う様に成りました。もし、我らを哀れむのなら、我らの疑問を晴らしてください?」

お釈迦様は大荘厳菩薩及び八万の菩薩たちに告げられた。

「よろしい、よろしい。良識ある者達よ!。我(如来)が、そう遠くない時、この世を離れて 涅槃の境地に 入る事を良く知り得た。汝ら、気兼ね事なく、私に質問しなさい。

また、涅槃した後でも、普段の修行をもってあらゆる疑問に答え、再び、疑念が沸か無い様にする。 どのような事が聞きたいのか?それを言ってみなさい!。」

これによって、大荘厳菩薩と八万の菩薩たちは、声を揃えて、仏にはっきりを述べた。

「世尊よ。この菩薩摩訶薩たちが、 素早く、究極の正しい悟り(阿耨多羅三貎三菩提)を得たいと望むなら、どの様な仏の教えを修行すれば良いのか? どの仏の教えが、素早く菩薩摩訶薩に究極の正しい悟り(阿耨多羅三貎三菩提)を成就させるのか?」

仏は大荘厳菩薩及び八万の菩薩に告げた。

「良識ある者よ。ここに一つの大切な教えがある。この教えにより、素早く、菩薩たちは究極の正しい悟り(阿耨多羅三貎三菩提) を身に付ける事が出来るだろう。もし、この教えを学ぼうとする菩薩が居たならば、 その者は、必ず究極の正しい悟り(阿耨多羅三貎三菩提)を得られるだろう。」

「世尊よ。その教えは何と言う名の教えですか?。どの様な真実を解き明かし、 菩薩はどの様な修行をしなけれなならないのか?」

仏は述べた。
「良識ある者よ。ここに無量義と言う名の教えが一つある。もし、菩薩がこの無量義を習得したいと望むならば、 良く、あらゆる物の存在(一切諸法)を観察しなさい。

ものが存在する事とは、初めから一瞬一瞬だけの事であるのだ。物の必然性・物の姿形には実体が無く、煩悩も無い(性相空寂)。 よって、大も小も無ければ、生も死も無い、また、留まる事も、動く事も無ければ、進む事も、後退する事も無いのである。

すなわち、広大な空の様に、二分する事が出来ないのである。しかし、様々な生き者たちは、妄想を起こして自分勝手に振るまい、 これはこっち、これはあっちと区別したり、これは得、あれは損と決めつける。

この様な不善の思いを抱きながら、様々な罪となる悪業を作り、 六つの世界(六趣) で生死を繰り返して、様々な災難にあって苦しみを味わうけれども、永遠に自分から出る事が出来ないのである。

菩薩摩訶薩は、この様な真実を見極めたなら、人を哀れむ心を生じさせ、敵・味方関係なく、平等に人に接して(慈悲)、 あらゆる者を苦境から救い出したいと、望むのである。

また、すべての物の存在感(一切諸法)に深く入り、ある条件(法)によって物事(法相)が生まれ、 ある条件によって物事が維持され(住)、ある条件によって物事が変化(異)し、 ある条件によって物事が消滅する(滅)。

更に、この様な姿形が物の存在に悪い印象や善い印象を与えたりする。また、住・異・滅も同じである。 菩薩は、この様な四相(生老病死)の初めから終わりまでを良く観察して理解したならば、 すべての物の存在の本質を見極めよ。

そして、あらゆる存在物が、わずかな時間であっても同じ姿で留まる事が無く、次から次へと生滅を繰り返される事を観じ、 同時に生・住・異・滅の四相を観じよ。

これらを理解したらば、生き物たちが持ってる知恵や性格や欲望に深く入り、人の性格や欲望に限りが無い為、 人に説く教えも限りが無い。それゆえ、守るべき正しい道(義)も限り無く存在する(無量義)。

しかし、この無数の道理(無量義)といえども、一つの教え(真理)から生まれたのである。 その唯一の教えとは、「すべては無相(物には絶対的価値が無い)である。」と言う事。

無相とは形が無い物でなく、無相だからと言って形が消える訳でない。すなわち、物の真実の有方( 実相)に対して名付けられたものである。

菩薩摩訶薩たちがこの様な真実の姿を知って心が安らいだなら、他者を慈しむ心(慈悲)を起こして、 悟りを明らかにしても虚しく成らない。

悩んでいる者(衆生)の所に赴いて苦しみを抜く事が出来るであろう。 そして、苦を抜き取った後、様々な生きている者に法を説いて、幸福(快楽)を授けさせる。

良識ある者よ。もし、菩薩がこの様な一つの仏教の教えから生まれた数多くの善行(一法門無量義) を身に付けたならば、必ず、素早く、これ以上無い悟り(阿耨多羅三貎三菩提)を得られる。

良識ある者(善男子)よ。この奥深くて最高な教えである大乗の無量義経は、 誠に理に適った正しい教えあり、尊んでも損はしない。そして、現在・過去・未来の三世の仏たちが 、共に助けあって守った教えで有る。

数多くの邪魔者が集まって来る邪道(外道)を聞いて、 その道に入る事が無い。また、あらゆる邪見を生じる事も、 生死の苦に泣き崩れる事も無い。

この事より、良識ある者(善男子)よ。もし、菩薩摩訶薩が、素早くこれ以上ない正しい悟りを成就したいと望むならば、 今、この奥深くて最高の教えである大乗仏教の無量義経を修行せよ。」

その時に、大荘厳菩薩は、再びお釈迦様に述べた。

「世尊よ。世尊が我らに説いた教えは不思議です。また、生き物の心の働きと性格(根性)も不思議なものであり、 輪廻から解脱する仏道も不思議なものである。

我らは、仏が聞かせてくれた数々の教えに疑念を持つ事など無いけれど、しかし、様々な生き物たちは、 戸惑って不愉快に成るでしょう。その為、再び、我らはお釈迦様に質問したいと思います。

世尊は、自ら如来(真実)に従って修行し、仏道を得た。それから40年あまり、常に人々の為に、 色々な法の話を聞かせて来た。

それは、『四相(生住異滅)の意味、苦の意味、空の意味、この世のものは主体が無く常に無常(無常無我)である事。 あらゆるものに定まった形(相)が無く、大小も無ければ、生滅も無い事。

物が存在する意味と、その姿形は、初めから実体が事無く、条件よって決まるものである(空寂)。すなわち、姿を現すのも、消すのも、 時が来たからでも、過ぎ去った訳でも無い事。(不来不去不出不没)

もし、この説法を聞いた者がいたならば、四諦の法を良く観察する境地(暖法)、その教えを修行する境地(頂法)、あらゆるものが 苦の原因に成る事を知る境地(世第一法)を得て、

小乗の須陀オン果、斯陀含果、阿那含果、阿羅漢果などの聖者か、独学で悟りを開く辟支仏などの道を歩み、 大乗の悟りを開いて人々を救済する心(菩提心)に目覚める。

そして、仏に成る事をひたすら祈願する第一地、自分の癖が消える第二地、懺悔(忍辱)より智慧が備わった第三地に登り、 無数の功徳を人々に与えられる第十地 に到達する事』である。

世尊よ。今までに説いて来た数々の教えの中身と、今我らに聞かせた教えの中身はどう違うのか? また、なぜ奥深くて最高の教えとされる大乗無量義経を修行した菩薩だけが、確実にこれ以上無い悟りを 素早く得られるのか?それはどうしてか?

ただ我らの願いは、世尊があらゆる者を親しい友と思って哀れみを掛け、生き物の為に様々な喩えを 用いて教えを説いて下さい。

その時は、次の事を良く考えて下さい。現在及び未来に於いて、この教えを聞きたい願うすべての者に、 余計な疑問を起こさせる事が無い様にして下さい。」

これに答えて、仏は大荘厳菩薩に告げられた。

「素晴らしい(善哉)、素晴らしい(善哉)、優れた良識がある者よ。良く我(如来)れに問う事が出来た。 この様に奥が深くて最高の教えある大乗教理(衆生救済)の細かくて複雑な内容に関する事を

必ず汝は自分が沢山の人の役に立つ事を知らなければならない。それは、迷い悩む者の苦を抜き取り、 人々や天たちを満足させる。

もし、この真の大慈悲(怨親平等)を信じて実践したとしても、虚しく成らないのである。 この様な考えと行い(因縁)を持てば、必ずや素早く最高の悟り(無上菩提)を成就することが出来る。

また、現世や来世に於いて、様々な苦を抱える者を以って、最高の悟り(無上菩提)を得させるのである。 良識ある者(善男子)よ。我は、菩提樹の下を我が道場として六年間正座し、これ以上無い正しい悟り(阿耨多羅三貎三菩提) を成就することが出来たのである。




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